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耕作放棄地に根域制限栽培団地/技術波及のモデルケースへ

 JAさがは、多久市に耕作放棄地を再生利用した露地ミカンの根域制限栽培団地を設置した。近隣の生産者ら5人にリース貸与し、育成する。根域制限は栽培管理の省力化と高いブランド率が期待できる。この技術を通じて農家の規模拡大と所得向上につなげる。JAが主体的に中山間地の農地を活用し、産地維持・発展の先進事例とする。
 根域制限は、防根シート上に盛り土した培土に木を植え付け、根の分布域を制限する手法。土壌水分をコントロールすることで、気象条件に左右されず高品質なミカンが栽培できる。平たん地での栽培もでき、水田からの転換や作業の効率化が図れる。ただ、初期投資などに課題もある。JAは市や県と連携し、技術波及のモデルケースにするため同団地を設けた。
 同団地の面積は66アール。JAが耕作放棄地だった農地を借り受け整備し、生産者へ貸し出す。リース契約は9年。「宮川早生」を栽培する。
 3月11日に開いた落成式には、生産者や行政、JA関係者ら約40人が参加。JAの中村直己代表理事副組合長は「かんきつを取り巻く情勢が変化する中、佐賀ミカンは高単価で取引されている。団地を活用し、さらなる発展に期待したい」と話した。
IMG_3575.JPG eg-190311多久根域制限栽培団地落成式.JPG

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