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鹿島市浜町の酒蔵通りで19日、朝の6時前から同市の伝統行事として有名な「ふな市」が立ち、大いににぎわいました。今年も通りのあちらこちらで「安いよ、生きがいいよ」と威勢のいい掛け声が飛び交っていました。 同市では、商売繁盛と家内円満を祈願する「二十日正月」を祝う風習が残っており、家内のえびすさまや大黒さまにフナを昆布で巻いて煮詰めた「フナンコグイ」をお供えする習わしがあります。 「ふな市」は、300年以上前から食材であるフナを売買するために市が立ち並んだのが起源。現在では、フナ養殖業者や昆布等の乾物業者のほかに、出来合いの惣菜として「フナンコグイ」を販売する露店や地元住民が協力してのフリーマーケットなど数十店が市を盛り上げています。 ふな市の出店業者は「年々購入客は減少気味だが、年に1度の行事を待ったように観光客は多いので、今後も絶やさないよう守っていきたい」と話しました。 遠方から来た客からは「一度は、見に来たかった。来たら買いたくなってしまった」とフナを手にとり業者と交渉する姿も見られました。 浜町商工会やJAさが浜町支所も市の盛り上げ役として参加。同支所青年部らによるもちつきや商工会メンバーによる甘酒の振る舞いなどで、通り全体が「ふな市」一色で盛り上がりました。
写真=手にとって好みのフナを品定めする客
2009年1月19日(火)日本農業新聞