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強制執行について その2 

p35_09houri... 今回は強制執行の種類について説明します。強制執行を大きく分けると、金銭の請求権に基づくものと、それ以外の請求権に基づくものとに分けられます。
 金銭の請求権に基づくものとしては、例えば貸金返還請求権、売買代金支払請求権、損害賠償支払請求権などの権利を実現するために、相手方の土地建物に差し押さえをするとか、相手の預金払戻請求権や給与支払請求権に差し押さえをするという場合です。
 土地建物の登記簿謄本に「差押」の登記が付いているような場合には、この金銭の請求権に基づく差し押さえがあったことを示しています(この他、同じ「差押」でも抵当権に基づく競売開始決定というケースもあります)。
 借家人が有している敷金返還請求権を差し押さえることもありますが、土地建物以外の相手方の財産を差し押さえるときには、裁判所から「債権差押命令」という通知が、相手の債務者の他に差し押さえられた請求権の債務者(第三債務者といいます)に届きます。預金払戻請求権を差し押さえるときは銀行などの金融機関に、給与の支払請求権を差し押さえるときは会社などの雇い主の所にこの命令書が届きます。この命令書が届いたときは、従業員らに支払いをしないことが大切ですので、必ず弁護士に相談してください。
 土地建物を差し押さえた後は、その対象物件はいわゆる競売手続きに付されることになります。競売で売却して得た金銭で自分の請求権の回収を図るわけです。
 給与などの差し押さえをしたときには第三債務者に対して取り立てをすることができ、第三債務者から回収を図ることも可能ですし、もし、取り立てに応じないときは取り立て訴訟を申し立てて回収を図ることとなります。


 

 



 

 


2016.9.15

 

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