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相続と親族 その13

p33_06houri... 今回は扶養について説明します。
 民法には「夫婦は同居し、互いに協力し扶助しなければならない。」(752条)という規定があり、扶養については民法877条から881条までの規定があります。
 民法によると、「直系血族及び兄弟姉妹は互いに扶養する義務がある。」(877条1項)と規定しています。そして、特別な事情があるときには、家庭裁判所は3親等内の親族間でも、扶養の義務を負わせることができるとしています(877条2項)。
 ところで、扶養の内容は何でしょうか。他人の生活の面倒を見ることだという理解はできるものの、どんな面倒を見ればいいのでしょうか。
 これについては古くは生活保護義務と生活扶助義務の2つの分類があるとされていました。
 生活保護義務は幼い子に対してや、夫婦間のように、他人を扶養することがその身分から当然に生じるもので、自分と同じ程度の生活を維持させる義務と理解されています。
 そして生活扶助義務は扶養の対象者が生活に困ったときに、自分の生活を犠牲にすることのない程度の援助をする義務と理解されています。
 今日の考え方はこの分類を修正しているものが多いのですが、説明した考え方は扶養義務の原則的な考え方といってよいと思います。
 そして、扶養の内容について、扶養すべき者と扶養される者との間で協議ができないときは、家庭裁判所において扶養権利者の需要、扶養義務者の資力その他一切の事情を考慮して決定されることになります。
 

 



2016.6.15

 

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