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相続と親族 その11

p33_04houri... 今回は特別養子縁組について説明します。
 今まで説明していた養子縁組では、養子は実方(実家方)の血族との親族関係が残っていることになります。しかし、ケースによっては、実方の血族との関係を明らかとしないことを望む事例もあります。
 そこで、民法は養子と実方の血族との親族関係を終了させる養子縁組制度を設けています。これが特別養子縁組です。
 養子縁組では戸籍に養子の身分のことを記載しますが、特別養子縁組では、できるだけ実子として記載するようにされています。ただ、特別養子になった子が実方の血族のことを知りたいという気持ちも理解できることです。そのため、戸籍には「民法817条の2による裁判確定」と表示されることから、見る人が見れば特別養子であることが分かるとともに、戸籍をたどると養子が実方を探すこともできるようになっています。
 要するに、できるだけ養子であることが分からないように配慮はして、養親の実子として社会生活ができるようにしているわけです。
 実方の血族との親族関係を終了するという制度ですので、なぜ、その制度を利用するのか、この制度を利用して子の福祉が図られるのかという配慮が必要となります。そのため、特別養子縁組では養子縁組とは異なる成立要件が規定されています。

 

 



2016.4.15

 

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