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作業の省力化と品質向上で農家の所得向上へ/露地みかん根域制限栽培

mi-県域企画(ミカン根域制限栽培)3.JPG JAさがみどり地区みかん部会では、露地みかんの根域制限栽培の振興に力を入れている。作業の省力化・負担軽減と高品質な果実の安定生産による農家の所得増大が狙いだ。
 根域制限栽培は、防根シート上に盛り土した土に樹を植付け、根の分布域を制限する栽培法。さらに土壌表面をマルチ被覆し降雨を遮断することで、灌水の有無で水管理を行う。
 同栽培法では、水田転換園などの平坦地でも省力的な園地条件で、気象条件に左右されず高品質なミカン生産が可能になる。
 鹿島市管内で2002年に県内で初めてこの栽培法を導入。「根域制限みかん研究会」を組織し、栽培者同士の技術確立・意識統一を図ってきた。また、JA・関係機関が連携し、研修会での事例紹介などによる認知度向上、県や市町の助成活用で新規導入者の支援を行い、栽培面積は02年の20㌃から、16年には5㌶まで拡大している。
 県の統一ブランド「さが美人」の16年産の発生率は72%と高水準で推移し、高糖度な果実の安定生産の実現により、農家所得の向上につながっている。
 同栽培法に取り組み8年となる鹿島市の橋川英正さん(68)は「日ごろの管理が楽で、収量・品質も安定している。新植園も結実を迎えるので、なお一層の生産量拡大に努めたい」と話し、同栽培法の手応えを語った。

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